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〜不登校〜

不登校とは非常に簡単にいうと「年間30日以上学校を欠席しており、その理由が病気や経済的な理由ではないもの」と言われています。

各都道府県、市区町村によって違いはありますが、現在の日本では不登校の児童生徒は年々増加しているとのが現状です。

【不登校の理由】

不登校の理由は、いじめや友人関係のもつれ、学習が理解できない、集団生活に馴染めない、意欲が湧かない、など実に様々です。

多くの場合、理由は一つだけではなく複数が重なっていたりします。

また、生まれ持った特性(音に敏感、じっと座っているのが苦手、など)によって集団生活でストレスを人一倍感じ、結果的に不登校になってしまうこともあります。

【不登校の支援で特に大切にしたい4つのこと】

①原因探しにこだわらず、これからどうなっていたいかを一緒に考える

不登校になると、「一体何が原因なんだ?」とご本人もご家族も、学校の先生方もまずは原因を見つけようとします。しかし、特別な事情(※)を除いて、不登校の原因を特定することは多くの場合困難です。仮に特定できたとしても、その原因を取り除くこともまた、困難な場合がほとんどです。

そのため、過去の原因よりも「これからどうなっていたいか」「どうなっていたら自分は嬉しいか」と、より良い未来に目を向けることが、不登校の問題解決の近道となる場合が多いです。

※特別な事情とは、いじめや体罰、養育困難などの事情があり、それらが不登校の原因と考えられる場合のことです。その場合は「より良い未来を考える」などと悠長なことは言っていられず、関係者が協力して早急にその問題を解決する必要があります。

 

②悪者探しをせずに味方を増やす

不登校の問題がでると、つい悪者探しをしてしまうこともあります。その中でも「母親が甘やかしすぎだ」「父親が厳しすぎだ」「両親が不仲だから悪いのだ」「自分の性格が悪いのだ」という言葉を耳にすることは少なくありません。ご家庭内でこのような悪者探しをしてしまうこともあれば、あろうことか相談に行った先でこのようなことを言われてしまうこともあるようです。

①と同様に、特別な事情を除いて、悪者探しをしても解決に結びつくことはないどころか、かえって問題が悪化してしまうこともあります。それよりも自分にとって、家庭にとって味方になってくれることを探しませんか?両親、兄弟、祖父母などの家族だけでなく、ペットや好きな絵本や小説、好きな食べ物や音楽など、実は身の回りには多くの味方が存在しています。味方を増やすことが問題解決の大きな助けになります。

③家庭の孤立を防ぎ、繋がりの中で解決に向かっていくこと

私の考える不登校支援は、これに尽きると言っても良いくらい大切にしています。不登校の問題は、保護者にとって非常にナイーブな問題になりやすいです。そのため、すぐに相談でいなかったり、ご家族だけで抱え込んでしまい状況が深刻になることも少なくありません。また、勇気を出して相談をしてみたものの、悲しいことですが、子育ての方法やご家庭の状況を責められてしまうこともあるようです。そうすると相談をすることで帰って傷ついてしまいます。

保護者やご家庭の孤立ほど辛いものはありません。そのため、信頼できる相談者と繋がり、時には愚痴をこぼしたりもしながら、解決を共に探していくことが何よりも大切だと思います。

④苦しみを分かち合うこと

「長い目でみましょうと言われました」。相談にいらした保護者の方から聞くことが多い言葉です。「長い目でみる」とは「長い間背負っていく」ことです。果たしてそれができるためには何が必要なのでしょうか。

私は「分かち合える存在がいること」だと思います。一人で長い間背負っていたら、いつか限界を迎え、潰れてしまいます。一人で背負ってきたことを誰かと分かち合えて初めて「長い目でみましょう」という提案が現実味を帯びた支援となるのだと思います。

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